子育て・教育ネットワーク―中学受験はしたいけど、国語は苦手。国語でもっと点数を稼ぎたい。

中学受験 国語 学習法

算数はまずまず、でも国語が・・・
と、くよくよ悩まない。
学習方法で国語はまだまだ伸ばせる!

  
算数は得意だけど、国語は苦手・・・ 何を勉強したらいいのか分からない・・・ そう、ちゃんと、マジメに取り組もうと思ったら、国語って意外と難しかったりする。

お母さんも、自分では問題は解けるけど、子どもに教えるのはどうも・・・という人が殆ど。

でも、安心してください。国語って、意外とできるようになる。

でも、秘策はありません。正攻法の学習をきちんとつむことが、国語で点数を稼ぐようになる一番のポイントなのです。

じゃ、中学受験の国語の正攻法って何?

(この先は、『真剣に国語の成績を上げたい』という人だけ、お読みください。
できれば、プリントアウトして、何度も目を通し、ともかく「毎日やってみる」ことをお奨めします。)

中学受験 国語 学習法1

ここでは、中学受験に限らず、国語の力を伸ばすことを真剣に考えます。
本気で悩んでいる人だけ、お読みください。

昔の小学生と違って、最近の小学生は、常識的な言葉を知らなさ過ぎます。

テレビやゲームで出てくる言葉は、さすが小学生、といった感じで、大人も知らない言葉をたくさん知っているのですが、

それでは、いざ文章読解を、となったとき、その文に出てくる言葉を知らない漢字は読めない

要するに、語彙力が極端に落ちているように思われます。

それでは、そういった語彙力は、どこで身につけるのかというと、昔は各家庭にお年寄りがいて、おじいちゃんやおばあちゃんの話を聞くだけでも、たくさんの知らない言葉が出てきた。学校に行ったら行ったで、漢字をいやというほど書かされた。
言葉を覚える、知らない言葉に触れる機会はたくさんあったわけです。

ところが、核家族化が進み、家に帰っても子どもの話し相手がいなかったり、学校でも漢字は「読めればいい」というような指導で、学校の先生が子どもたちを鍛えてくれる様子は殆どない。

ですから、今は自分の身は自分で守る、自力救済、自助努力が必要なわけです。
(・・・この部分、文や言葉遣いがいい加減だなぁ・・・ゴメンナサイ)

しかも、これは、小学生の低学年、少なくとも3年生ぐらいまでにはある程度の見通しが立つぐらいでないといけない。
学年が上がれば、それだけ重症になってくるわけで、治療に時間がかかります。

では、中学受験に必要な語彙力をつける方法です。

 漢字の問題集を買って、毎日少しずつ練習し、覚えていく。もちろん、そういったこまめな努力はできるに越したことはありません。
(できるならやりましょう。言うまでもないですが、漢字は書いて覚えるのですよ。)

 しかし、それ以上に大切なことは、コミュニケーション会話。お母さんやお父さんが、きちんと子どもの話を聞いてやる。きちんと正しい言葉を使って話をしてあげる。そういった機会を増やすこと。それが一番。

 二番目として、読み聞かせ

これが中学受験の国語にとって、重要だという認識を、みなさんにお持ちいただきたいと思います。

小学校に入るまでは、寝る前に絵本の読み聞かせをしている家庭も多い。ところが、小学校に上がったとたん、「自分で読みなさい」などと、読んであげなくなる。(親も忙しいですから・・・)

でも、放っておけば子どもはそのうち本を読まなくなります。(面倒だし、忙しいから・・・)

読み聞かせは、子どもが小学生の間はずっと、やってあげてもいいくらいです。学年が上がれば、読み聞かせる本の内容も、少しずつ高度なものにしてあげれば言いだけですよね。子どもたちは喜んで聞き入りますよ。

窓際のトットちゃん 」「五体不満足 」などは、おもしろい上に考えさせられる部分が多いので、親と子の間で話も弾むようになります。

もちろん、知らない言葉も出てきますから、子どもが質問することもあるでしょうが、とりあえず聞き流し、何ページかを一気に読む。

子どもの頭の中は、ストーリーに関する場面や情景があふれるように仕向ける。(実は、こういった想像力も、今の子って不足していますよね。)知らなかった言葉は、あとで振り返ってみればいいのです。(実はここもポイント・・・知らない言葉は文の流れの中である程度類推できますよね。それも狙いです。)

 つぎは、音読
教科書でも、塾のテキストでも、題材は何でもかまわないので、お子様に一度音読させてみてください。

文の切れ目はつかんでいるか?漢字の読みをまちがえていないか?言葉を正しく区切って読んでいるか?キッチンで、お母さんが炊事するそばで読ませるのを聞くだけでも、ある程度きちんと読めているかどうかは分かるものです。

この音読ができていないと、読解などとんでもなくなりますから、ぜひやらせてみてください。

中学受験 国語 学習法2


先に書いたような内容は、なかなか学校や塾ではできないことですよね。毎日毎日を過ごす家庭だからこそできることなのです。

しかし、それでは、中学受験の国語のテストとなったとき対処できない。

そのとおりです。そこで、ここからはもう少し具体的な話になります。
文章読解のため、まずできないといけないことは、主語・述語の読み取り。「誰が・何が」「どうする・どんなだ・何だ」の分の骨格となる部分の読み取り、さらに、修飾・被修飾の関係。つまり、文の組み立てをしっかりつかむということです。
また、指示語、接続語の読み取りも大切ですし、文章の組み立てや、要旨の読み取りなどもできるにこしたことはありません。
でも、まずは文の組み立てからきちんと仕上げましょう。

左にあげた教材は、出口汪さん編・著「読解・作文トレーニング4年生」「読解・作文トレーニング5年生 」「読解・作文トレーニング6年生ですが、学年のレベルに応じて取り組むことができ、きちんと仕上げていけばちゃんとした読み取りの力が付きます。
もちろん、与えっぱなしではダメで、ちゃんとした指導者の元で、この教材をきちんと仕上げることが肝要です。内容的には少し高度な部分もあり、骨が折れるかもしれませんが、イチ押しのテキストです。もちろん、お母さんがそばについてさせてもいいと思います。

うちの子には少し難しいと思ったら、学年をさかのぼってやるといいと思います。

中学受験を考えると、そんな悠長なことでいいにか、とお叱りを受けるような内容ですが、中学受験をするなら、そして、国語で高得点を望むなら、付け焼刃では役に立たないのです。
じっくりと骨組みを作ってやりましょう。
そして、こういう方法できちんと仕上がっていった子らは、その財産を6年後の大学受験まで持っていけるのです。

中学受験 国語 学習法3

以上述べたことは、できれば4年のうちに骨格だけでもできるようになっておきたいものです。
先に書いたように、正攻法が一番なのです。そうすれば、中学受験どんとこい!です。相手が灘中であれ、開成中であれ、心配は要りません。5年、6年の2年間、塾でみっちり鍛えてもらえば、必ず伸びます。

または、次の方法がいいかもしれません。でもこれは、大人がついて指導した方がより効果は現れやすいので、その点に十分ご注意ください。(お母さんがつくだけでも、ずいぶん違ってきますよ。)
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